50代からの「質の良い睡眠」と「心の休息」〜眠りの質を高めて、毎日をもっと軽やかに

コラム

あなたは、最近「寝ても疲れが取れない」「夜中に目が覚める」ということ、ありませんか?
50代を過ぎると、睡眠の質が変わってきたと感じる方がとても多いです。

これを書いている自分自身も50代。
例外ではありませんでした。

でも、眠れない夜は“年齢のせい”だけではありません。
少しの工夫で、ぐっすりと深く眠れるようになり、翌朝の体と心がまるで違ってきます。

今日は、50代からの「質の良い睡眠」と「心の休息」のコツをお伝えします。

1. 「年齢とともに眠りが浅くなる」のは自然なこと

まず知っておきたいのは、「眠りの質が変わるのは悪いことではない」ということです。
加齢によって睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌が減少し、深い眠り(ノンレム睡眠)が短くなるのは自然な変化です。

つまり、「若い頃のように一気に8時間眠る」ことを目指す必要はありません。
それよりも、「短い睡眠でもしっかり疲れが取れる状態」をつくることが大切です。

2. 「眠る準備」を整えるだけで、深い眠りに変わる

眠りの質は、「寝る前の1〜2時間」で決まります。
この時間をどう過ごすかが、ぐっすり眠れるかどうかの分かれ道です。

【睡眠の質を高める夜のルーティン】
・ぬるめのお風呂で体をほぐす(38〜40℃で15分ほど)
・照明を少し落として脳を“夜モード”に
・スマホ・テレビは早めにオフ
・「今日もよく頑張った」と言葉にする

3. 朝の過ごし方も、夜の眠りに影響する

質の良い睡眠は、実は「朝」から始まっています。
体内時計を整えることで、夜の眠りも自然と深くなります。

【朝の3つの習慣】
・起きたらすぐにカーテンを開けて光を浴びる
・朝食でたんぱく質をとる
・昼寝は15分までにする

4. 「眠れない夜」は、無理に寝ようとしない

布団の中で「寝なきゃ」と焦るほど、眠れなくなるものです。
そんな時は、いったんベッドから出て、間接照明の下で本を読んだり、白湯を飲んだりして気持ちを落ち着けましょう。

眠りは「追いかけるもの」ではなく、「訪れるのを待つもの」。
ゆっくりと“休む時間”を楽しむ意識が大切です。

5. 日中の「小さな休息」で夜の眠りが変わる

50代になると、体も心も疲れが溜まりやすくなります。
だからこそ、「こまめな休息」を取り入れることが、夜の睡眠にも良い影響を与えます。

【こんな休息を取り入れてみよう】
・昼に5分、目を閉じて深呼吸する
・コーヒーを飲みながら好きな音楽を聴く
・公園やベランダで風を感じる

6. 眠りは「生き方の鏡」

良い睡眠は、単なる“休息”ではありません。
それは、日々の暮らし方、心の持ち方、体との向き合い方の鏡でもあります。

焦らず、頑張りすぎず、
「今日もよく休もう」と思える自分でいることが、50代からの健康の第一歩です。

まとめ

・寝る前の1〜2時間を“整える時間”にする
・朝の光で体内時計をリセット
・焦らず、心を落ち着ける「休息時間」を意識する

50代からの睡眠は、「長く眠ること」よりも「心地よく眠ること」。
明日の自分を笑顔で迎えるために、今夜は少し照明を落として、ゆったり過ごしてみませんか?

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