50代、イライラする自分を許してみる。私が『深呼吸』より先に始めたこと

最近、自分でも驚くほど些細なことにカッとしてしまうことがあります。

仕事での何気ないやり取りや、家族のちょっとした一言。

以前なら「はいはい」と流せたはずのことが、心の奥でチリチリと燃え上がる。

そんな自分に気づくたび、「自分は器の小さい人間になってしまったのか」と落ち込むこともありました。

でも、ある時ふと思ったんです。

これは心が弱くなったわけじゃなく、「私、今ちょっと限界だよ」という体からの必死のサインなんじゃないか、と。

かつての私は、イライラを感じるたびに「落ち着け、冷静になれ」と自分を律しようとしていました。

しかし、無理に蓋をしようとすればするほど、ストレスという名の圧力鍋は爆発寸前になる。

そこで今は、あえて「イライラしたままでいる」という実験をしています。

「ああ、今、自分は猛烈に腹を立てているな」 そうやって、怒りの真っ只中にいる自分を、

少し離れたところから実況中継してみるんです。

無理に沈めようとせず、嵐が過ぎ去るのをただじっと待つ。

自分を責めるのも一旦お休みです。

不思議なもので、感情を否定するのをやめると、怒りの波は意外と早く引いていくことに気づきました。

気持ちが少し落ち着いてきたら、私はゆっくりと息を吐き出すようにしています。

「吸う」ことよりも、自分の中に溜まった重たい空気をすべて「出し切る」イメージです。

これを読んでいるあなたも、もしイライラが止まらない時は、まず「そんな自分を許して」あげてください。

深呼吸すらできないほど腹が立つなら、その場をそっと離れて、好きな音楽を聴いたり、お気に入りのコーヒーを淹れたりするだけでもいい。

イライラしないために頑張るのではなく、イライラしても大丈夫な「心の余白」を日常の中に少しずつ作っておく。

そんな、50代らしい、しなやかで「ゆるい」整え方が、今の私には一番合っているようです。