50代を過ぎたあたりから、眠れない。朝早く起きてしまう。
など、同級生の間でそういう話題が出るようになった。
このように、加齢と共に眠りの質が少しずつ変わってきたと感じる人は多い。
夜中にふと目が覚めてしまったり、
同じだけ寝ているはずなのに朝のスッキリ感が弱くなったり、
以前のように体が回復していないような感覚が残る。
仕事や家のことはこれまでと同じようにこなしているつもりでも、体の反応だけが少しずつ変わっていく。
そんな小さな変化が気になり始めるのが、ちょうどこの年代だと思う。
なぜ加齢で睡眠の質が悪くなるのか
なぜこうした変化が起きるのかといえば、単に年齢を重ねたから、という一言では片付かない問題です。
仕事の負荷や働き方の変化、ストレス、体力の低下、家族のサポートが増えることなど、生活の中で起きるいくつもの出来事が重なって、睡眠の質を揺らしやすくしているし、人によってそれは様々。
さらに、この時期は眠りをつくるホルモンの働きにも変化が起こるようです。
メラトニンの分泌が少なくなることで、眠りが浅くなったり寝つきが悪くなることがあるし、体温調整が不安定になることで気持ちが落ち着きづらくなる場合もある。
更年期の影響を受ける人は、この揺らぎをより強く感じやすくなるんですよね。
自律神経の乱れる生活習慣
そこに加わるのが、自律神経の乱れです。
長い時間スマホを眺める習慣や、日によってばらつく生活リズム、積み重なる心の疲れ。
交感神経が優位になりやすい生活が続くと、体はいつまでも“休むモード”に切り替わりにくくなります。
これらが、加齢だけでなく眠りの浅さにつながる大きな要因になっています。
ではどうしたらいいのか
ただ、こうした状況でも改善の余地はしっかりあります。
朝に太陽の光を浴びて体内時計を整える。
夕食の時間を少しだけ早める。
寝る前のスマホを控えて、頭に入る刺激を減らしてあげる。
熱すぎないお湯にゆっくり浸かる。
寝室の温度や暗さ、寝具の心地よさを見直してみる。
どれもすぐ始められることばかりだと思いませんか?
セルフケアが大事な50代
セルフケアも効果的です。
凝りやすい首や肩をほぐすと血流が良くなり、副交感神経が働きやすくなる。
深い呼吸で心をゆるめる時間をつくる。
アロマやお灸、軽いストレッチで体の緊張を少しずつ溶かしていく。
冷えやすい下半身を温めてあげるだけでも、眠気の訪れ方が変わってくる。
心のケアも大切
毎日、3行でいいので「今日あった良いこと」を書き出すと良いです。
例えば、
久々に友人と外食できた。
娘から電話があった。
見たいドラマをゆっくり見れた。
この程度でいいんです。
今では、iPhoneならジャーナルっていうアプリで3行日記を書き溜めること。
これって、書いて貯めることが良いだけではなく「書くという行動そのもの」が心をケアするんです。
まとめ
50代からの睡眠の質の低下は、一つの原因ではなく、いくつもの要素が重なって起きています。
でも逆にいえば、少しずつ整えていくことで、眠りは確実に変わるんです。
体と心がゆっくり休めるようになると、日中の力の出方もまるで違ってくる。
“眠れる体”をつくることは、これから先の毎日を軽くしてくれる大切な土台になります。
僕も、完全に自分がケアできているか自信ありませんが、少しでも気をつけて日常を送ることで、睡眠の質をよくして、起きている時間を有意義に過ごしたいと思っています。