50代から増える目の疲れ|原因と日常でできるやさしいケア方法

コラム

50代に入ったあたりから、目の疲れの質が少し変わってきたと感じることがあります。

以前なら一晩眠ればすっと引いていたのに、翌朝まで残っていたり、体全体のだるさにつながったり。そんな小さな違和感が積み重なると、「あれ、これって歳のせいなのかな」と思う瞬間が出てきます。

50代から目の疲れが変わっていく理由

眼精疲労は、単なる「疲れ目」とは違って、回復までに時間がかかることが多いのが特徴です。

50代から増える理由はいくつかあって、まずひとつは、水晶体や筋肉の柔らかさが徐々に変化していくこと。

ピント調節に時間がかかるようになるので、細かい文字やスマホの画面に集中すると、目の筋肉ががんばりすぎてしまうんですね。

生活環境が目にもたらす負担

もうひとつは生活環境の変化です。オンラインのやり取りが中心になったり、仕事で画面を見続ける時間が長くなったり、反対に老眼が進んで文字が読みづらくなることで「見ようとする努力」が増えてしまう。

これが毎日続くと、目だけではなく、肩や首のコリ、頭痛、集中力の低下などにもつながっていきます。

目の疲れが心身に影響するのは、単に「視力の問題」だけじゃなくて、首まわりの緊張や自律神経にも関係しているからです。

ずっと画面を見続けていると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなることがあって、それが全身のだるさにつながることもあります。小さなことのように思えても、「なんとなく疲れる日が増えたなぁ」という感覚の裏には、こうした積み重ねがあるんですよね。

日常でできるやさしいケア

日常でできるケアとしては、本当に些細なことでいいんです。意識して瞬きを増やす、遠くをぼんやり眺める時間を取る、スマホを目から離して使う。

少しの工夫でも、目の周りの筋肉がふっと緩んでくれます。疲れを感じたら、無理に頑張らず、目を閉じて数分だけ休ませるのもとても効果があります。

温める・マッサージで整える

リフレッシュしたいときには、温めるケアが特に向いています。まぶたをそっと温めるだけで血流が良くなって、緊張していた筋肉がゆるんでくる感覚があります。

マッサージといっても強く押す必要はなくて、こめかみや眉の下を軽くなぞる程度で十分。ツボ押しも同じで、痛気持ちいいくらいの優しい刺激が目の奥の重さを軽くしてくれます。

50代からの目のケアは、「努力する」というより、少しだけ自分に優しくしてあげる感覚に近いのかもしれません。

目が疲れるのは、ちゃんと毎日使って頑張っている証拠でもありますからね。自分のペースに合わせてケアを続けていければ、それだけで身体の調子がふっと整ってくるはずです。

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