50代って、貯金があろうがなかろうが、老後だ、年金だって、冷静に考えたら、まだあと20年、30年と続いていくわけで「この先ほんとに大丈夫かな…」って、よぎる人が多い世代だと思うんです。
そんな微妙な世代だからこそ、お金を「どれだけ持っているか」だけじゃなくて、どう使っているか、何を意識して使っているかが、じわじわ効いてくる世代のような気がしています。
そこで、この記事では、お金を使う時に、ひとつだけ意識しておくと良い例をシェアしますね。
それは、
■ 今の自分を楽にするために払うお金か
■ 将来の自分を楽にするために払うお金方か
この視点を持つことです。
今の自分を楽にするために払うお金
お金に困っているときって、どうしても「今この瞬間をどう乗り切るか」に意識が寄りがちですよね。
なので、しんどい仕事帰りにコンビニでご飯を買って、つい甘いものも一緒にカゴに入れてしまう。
自炊した方が安く上がるのはわかってるけど、疲れすぎて「今日はもういいや」と出来合いものを買ったり外食したりしてしまう。
今になって冷静にその時期を振り返ってみると、そうやって出ていったお金のほとんどは「今日のしんどさを一瞬だけ軽くしてくれたお金」でした。
今日だけラクにしてくれるお金。
今日だけ気分を紛らわせてくれるお金。
今日だけ「まあいっか」と思わせてくれるお金。
ただ、その気持ち自体は、責める必要のないものだと思います。
僕自身、昔は何度もそうしてきました。
それはそれで、ゼロにする必要はないですが、それ“だけ”が積み重なると、未来の自分がどんどん苦しくなっていくのも事実。
なので、もう一方の「将来の自分を楽にしてくれるお金の使い方」を知っていく必要があると思うんです。
将来の自分を楽にしてくれるお金の使い方
たとえば、自分のスキルを磨くためのサービスや道具に、少しだけお金を回してみること。
家計や働き方を見直すための本を一冊買うこと。
こういうお金は、その瞬間だけを見ると「別に無くても困らない」ように見えます。いや、実際すぐには困りません。
ただ、コンビニご飯を一回我慢しても、今日の空腹はどうにかなるし、勉強したからといって明日いきなり借金がゼロになるわけでもないです。
だから後回してしまうし「今そんな余裕ないよ」と真っ先に切り捨てられてしまいやすいお金です。
でも、本当にじわじわ効いてくるのは、こっちのお金の使い方なんですよね。
この2つを善悪に分けない
今日のしんどさを少しだけ軽くするお金と、半年後や一年後の自分を少し楽にしてくれるお金。
どちらが正解、という話をしたいのではないです。
どちらも生きていくうえで必要なお金の使い方です。
僕自身も、全部「将来の自分を楽にしてくれるお金の使い方」をしているかって聞かれたら全然です。
ただ、過去を振り返れば、お金に追われている時ほど、ほぼ無意識に「今の自分を楽にする方」しかしていなかった記憶が蘇ります。
疲れたから外食。
めんどくさいからタクシー。
不安だからネットでポチる。
ちょっと落ち込んだからコンビニスイーツ。
気づいたら、未来の自分を助けてくれるお金が、ほとんど残っていませんでした。
そんなマインドなので毎日が睡眠不足です。
お金だけでなく生活習慣までバランスを崩してしまってましたのがこの時期です。
善悪でなく今の自分がどうなっているかを確かめる
「全部、将来の自分のために使いましょう」と言いたいわけじゃありません。
そんなストイックなことを続けるのは、正直無理があります。
心が持たないし、人生がつまらなくなってしまう。
そうではなくて、今日は“今を楽にするお金”が8割、“将来を楽にするお金”が2割だったな。
もう少し落ち着いてきたら、7:3くらいにしてみようかな。
そんな感覚で「意識する」だけでいいんです。
大事なのは、自分の意思でバランスを選び直すこと。
「なんとなく」使っているお金を、少しだけ「選んで」使うお金に変えていくこと。
それだけでも、メンタルの消耗はだいぶ違ってきます。
お金がないときほど、心はすり減りやすくなりますが、お金の使い方を少し変えることで、“心の削られ方”をゆるめることは、確実にできます。
今日のお金の使い方は、どちらにどれくらい寄っていたかな。それを、帰宅した時に少しだけ振り返ってみるだけでも、明日のお金の使い方は、ほんの少し変わっていくはずです。
その「少し」が将来のあなたの豊かさの土台になり、この世代のお金に対する不安を解消してくれますよ。